不動産取引には宅地建物取引士が必要

不動産の業界で重要な資格は宅地建物取引士です。取り引きに関する重要事項の説明などを行います。実は不動産会社で案内をしてくれる人は必ずしも地建物取引士というわけではありません。資格がなくても物件の案内や紹介などの仲介を行うことはできるのです。ただし手続きには最終確認としての重要事項の説明をする義務があり、説明できるのがこの資格をもった人だけということです。

取引内容や契約書の不備、問題がないか、資格保持者がチェックして取引を終えられるように努めるのが宅地建物取引士です。

ちなみに不動産会社の場合事務所の規模が5人に1人以上の割り合いで有資格者が必要になります。

資格をとるためには試験を受ける必要があり、合格率も低い試験となっています。取引士になるには、合格→登録申請→実務経験2年以上という流れが必要となり、簡単に取引士になることはできないのです。

不動産に関連する法律にも詳しいので、契約の前に気になることは聞いておきましょう。小さな事務所でも一人以上は資格をもっている人がいるのを知っておくことは大切なことですね。

最近では賃貸契約でのトラブルも多いようですが、事前にある程度の知識をネットで仕入れておくのも大事です。しかし、実際の現場の方に確認して安全に取り引きを進めていきましょう。

■宅地建物取引士の仕事って?

宅地建物取引士は、不動産業界でのプロを証明することのできる資格です。

・重要事項の説明
いわゆる重説と呼ばれることですが、不動産を購入する人や借りる人に対して、取引、物件についての重要事項の説明を行います。これは宅建士の資格を持っていないとできません。

・重要事項説明書への記名や押印
重要事項説明書の内容に問題がないか、こまかな部分を確認し、記名・押し印を行います。これも宅地建物取引士の資格がないとできません。

 

・契約書への記名や押し印
契約書の内容を一緒に確認し、間違いがないか、記名や押印を行います。

■実は不動産業者の人間以外も宅建士を持っている?

宅建士の資格試験の学習範囲が、法律系やビジネス系資格の範囲とかぶっていることが多く、司法書士や行政書士などを目指す人が先に宅建士を受験するケースが多いのです。そのため、司法書士などは宅建士の資格をもっています。

また、金融系の業界での宅地建物取引士のニーズは実は多いのです。たとえば、銀行ですが、融資を受ける際の担保で不動産を扱うことが多く、宅建士をもっている銀行員は多いのです。

■宅建士を取るのって難しいの?

一般的には宅建士になる場合、勉強時間は、300時間といわれています。不動産会社に勤めている人はその3分の2くらいの時間でとれるそうです。

簡単ではない宅地建物取引士。不動産会社のスタッフはすべてこの資格をもっているわけではありません。
難しい資格なので、何度も受験している人も多いようです。